地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

捨て猫について考える2 動物愛護法と獣医療

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歴史を見ると、昭和48年に動物愛護法ができて、捨て猫が違法行為となったようだ。
昔から捨て猫の大部分は子猫だ。猫の繁殖力は驚異的だから。こんなに増えてしまっては、もうこれ以上飼えない。
里親探しをするか、行政に相談するのが合法的だが、手間を惜しんで捨て猫する人がいる。

獣医療の方から見ると、この昭和48年ごろに猫の不妊手術の安全性が確立してくる。
日本では昭和40年代にペットブームが起こり、全国に犬猫病院が増え始める。使いやすい麻酔薬が開発され、小動物用の麻酔器も登場してくる。
キャットフードも発売されて毎年売り上げを伸ばし続ける。犬猫の寿命も急速に伸び始める。フード、医療、製薬などのペット産業が大きく育ち始める。そういう時代背景がある。

動物愛護法 第37条(犬及びねこの繁殖制限)では
「繁殖を防止するため、生殖を不能にする手術その他の措置をするように努めなければならない。」
と記されている。

飼い猫の不妊手術がルールになってくるには獣医療の発達が不可欠だった。
捨て猫はもうダメですよ、生まれる前に不妊手術をしなさいね。と行政は指導できるようになった。

近年は「殺処分数を減らそう」という声が大きくなってきた。行政も安易に猫を引き取らない姿勢を示している。
飼い主のいない猫についても、不妊手術を勧めるように変わってきた。
これも野良猫について獣医療が対応できるようになってきたからだろう。


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テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

  1. 2010/06/14(月) 07:51:19|
  2. 野良猫
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  4. | コメント:3

コメント

行政の姿勢

行政の姿勢

日本は法律上、犬・猫は「器物」扱いという面があります。
日本の司法、文化、人々の意識が犬・猫等を「いのち」として
捉えていない。という土台にさまざまな問題があります。

行政も安易に引取り=殺処分を受けない姿勢を示している。
ということは、動物に対する行政の姿勢としては、
たいへんな前進と思われます。

それは、犬・猫を「いのち」あるものをして扱おうとするもの
であると思います。
困難な道ではあるでしょうが、そのような姿勢が広がれば、
捨犬・捨猫は恥ずかしいという意識が人々に広がるのではと期待します。

猫が生きる可能性を見つけることが地域猫活動・猫の保護活動だと思っています。
活動者の苦難のうえに成り立っていることではありますが。
  1. 2010/08/07(土) 07:01:12 |
  2. URL |
  3. ウンガ #-
  4. [ 編集]

こんばんは。
質問ですが、TNRTシャツは購入できるのでしょうか。
  1. 2010/06/14(月) 21:45:36 |
  2. URL |
  3. ろとにゃんまる #-
  4. [ 編集]

「行政も安易に猫を引取らない姿勢」。

一見良い傾向のように思えますが、ワタシにとっては恐怖でもあります。

行政指導を受けた人が皆「改心」して、不妊や貰い手探しの努力をしてくれればいいのですが、そのフォローは誰がするのでしょう。

人は切羽詰ってからでなければ中々相談、行動に移さないようです。

明日引越しなのに、役所は引き取ってくれない。
頼る人もいないとなったら・・。
捨て猫の数が増えるのでは、と危惧しています。

貰い手探しの為に行政から引き取った猫がパルボに罹り、保護猫が全滅。
病院にはお出入り禁止になったとの話も聞きました。

「殺処分ゼロ」は理想ではありますが、今は民間(その殆どが個人)頼り、民間任せといえないでしょうか。

「受けるべき時」は「受けていただきたい」と思っています。
  1. 2010/06/14(月) 10:45:18 |
  2. URL |
  3. ワタシ #-
  4. [ 編集]

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