
う?ん、なかなかいい質問ですね。
エサやり禁止で猫がいなくなるかというと、そうではないんです。
猫はよそのエサ場に移動するだけなんですね。
とすると、そこの住人がまた猫の被害を受けるわけです。
苦情が出ればまた、そこをエサやり禁止にする。
猫はまた移動する。
これをずっと繰り返して行くことになりますね。
猫の被害を隣へ回して、問題をただ先送りしているだけです。
じゃあ、どうすればいいんだ、ということになります。
野良猫をみんな捕まえてしまえばいいじゃないか、という人もいます。
ところがですね、
日本には猫が外を歩くのを禁止する法律がないんです。
どれが野良猫でどれが飼い猫か、だれにも見分けがつかないんです。
飼い猫は人の財産ですから、勝手なことはできませんよね。
それから、
飼い猫にエサを与えないで衰弱させると違法行為になります。
動物愛護のための法律があるからです。
だから、すべての猫にエサをやるな、とも言えないわけです。
そこで出てきたのが地域猫という考え方です。
