地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

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大学猫パンの生涯

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パンは白黒のパンダ猫だった。
大学で生まれ失踪するまでの間はペンと呼ばれていた。おそらくペンギンのペンなのだろう。
大学ではたくさんの猫が暮らしていて、学生さんも職員さんも猫好きが多かった。

近隣の地域猫の現場に大学からエサを食べに出てくる猫が増え始めた。
大学は夏休みなど長期の休暇があるので、その時期はエサをもらえる回数が減るらしい。
猫ボラさんたちは困った。

猫の発生源となっている大学を何とかしようと、行政を交えて話し合いが始まった。
そして大学職員と近隣の猫ボラグループの協働で、大学猫のTNRと管理をすることになった。
2007年1月にペンは不妊手術を受けた。耳にピアスとイレズミのマークをつけられた。

半年後ペンは謎の失踪をする。
猫がエサ場やねぐらを変えることは珍しいことではない。
人に馴れている猫だと、どこかの飼い猫になっていることもある。
猫ボラさんたちはそう思った。

2009年3月、ペンは大学に戻った。
大学から2キロ以上離れた場所で野良猫をやっていた。エサをもらっていたKさんに動物病院に連れて行かれたことから身元が分かった。
そこではパンダ猫のパンちゃんと呼ばれていた。
てんかんの持病と腎臓病があった。話し合いでパンは大学に戻された。

何年かぶりに故郷へ帰ったパンは最初は戸惑った。でも優しかった職員のIさんのことは覚えていて、すぐに慣れた。Kさんもときどき大学に会いに来てくれた。名前はペンからパンに変わった。

それから3か月。
猫ボラさんたちがパンの異変に気が付いた。数日エサを食べに出てきていない。探し出して動物病院に運ぶと、ほっぺたが化膿して悪臭を放っていた。下痢も続いていた。腐った皮が脱落して顔に大きな穴があいた。化膿が止まっても食欲が戻らない。腎臓病も悪化していた。

パンが亡くなるまでの数日間、たくさんの人が入院中のパンに会いにきた。そして、みんなが集まった時を待って、静かに息を引き取った。

大学猫パンの生涯は、たくさんの人に見守られながら閉じた。

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テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

  1. 2009/06/12(金) 12:17:27|
  2. 地域猫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

パンちゃんの冥福を祈ります。。。

マザーテレサが「誰にも知られず路上で死んでいくのと、例え一時でも人の愛にふれて死んでいくのとでは、同じ死でも全く異なります」と言ってましたが、それは動物にも当てはまる事だと思います。病気で辛い思いもしただろうけど、たくさんの愛に包まれたパンちゃんは、幸せだったと思います。
愛に溢れた人間が増えれば、動物達ももっと幸せになれるんだろうな…
パンちゃん、天国でも幸せにね…!
  1. 2009/06/13(土) 03:02:07 |
  2. URL |
  3. junka #-
  4. [ 編集]

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  1. 2009/06/12(金) 15:23:37 |
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  3. #
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