地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

耳カット騒動 野良猫の去勢目印めぐり(東京都世田谷区)

200805024.jpg

一昨日の東京新聞の記事である。「耳カット騒動 野良猫の去勢目印めぐり」というタイトルだ。

場所は東京都世田谷区。
野良猫問題を減らす目的で、税金から不妊手術助成金が出るようになった。区はこのお金を一部の業者団体にすべて託して、うまくやってもらうシステムになった。
ところがこの団体はマイクロチップ以外の識別方法を認めていない。
そこで今まで地域猫活動を進めてきた猫ボランティアが困っている。
区の助成金を利用すると業者を自由に選べない。今までの耳への識別方法をやってもらえない。

このシステムの問題点は、公費である助成金を一部業者団体に独占させていることである。マイクロチップ以外に料金も話し合いで決めることが可能である。野良猫でなく飼い猫の手術に流用される可能性もある。

不正ができにくいシステムとは、
保健所が区民の声を1件ずつ良く聞き、野良猫問題の現場に行って調査し、その上で助成金を支出する。そうすることによって、苦情が減り、助成金が有効に利用されたことになる。
手術料金は格差があるので、業者指定をやめると、少ない助成金でも数多くの不妊手術ができる。


この問題について現在署名を集めているHP

http://www.alles.or.jp/~abiy/syomei.htm

http://www.ne.jp/asahi/funny/cat/signature.htm

  1. 2008/05/02(金) 16:32:09|
  2. 野良猫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:13

コメント

私は個人的にノラ猫捕獲避妊手術を思い立ちましたが、助成金に関しては市の指定の獣医院でしか行えず疑問を感じています。今回こちらのブログにお邪魔して勉強になりました。今後ともよろしくお願いいたします。
  1. 2009/11/23(月) 02:18:16 |
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  3. おねママ #-
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まいづるさんのコメント、絵が頭に浮かびます。地域猫はそういう現場の人たちが育ててきたものですね。
リクエストに答えてくれる医者を選ぶのは自然のことです。多少遠くても地域を越えて連れて行きます。



  1. 2008/05/10(土) 08:59:13 |
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  3. ちゃま坊 #vp8meGQs
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野良猫ボランティアは情報を駆使して低料金でやってくれる
野良に優しい病院を四苦八苦して探します。
一旦見つけると情報は瞬く間に広がります。
待合室はいつも猫ボラさんの溜まり場のようになります。
普通の飼い主さんに混じって捕獲機や年季の入ったゲージ、
毛だらけの質素な?衣服など、同類は一目で分かります。
そこからボランティアの輪が広がることもあります。
ボランティアは良心的な病院に潰れて欲しくないから
せっせとお金の取れそうな一般の飼い主さんに
病院を紹介し、繁栄を促します。
一方、野良猫というだけで受け入れを拒否する病院もあります。
感染症のリスクや、置いてきぼり防止など、色々言い分は
あるのでしょうが、そういう情報もすぐ広まります。
そこはやがて閑古鳥が鳴くようになります。
いつ捕まるか分からない突然の手術要請、感染症のリスク、
収益の低さなど、利用する側としては申し訳ない限りですが、
損して得取るノラに優しい病院が少しでも増えることを
願って止みません。
余談ですが、巷ではペットフードの値上げが著しいです。
パッケージをデラックスにしたり、容量を何気に減らしてたり・・
狙い目としては旧モデルの在庫一掃品セールですが、
声を掛け合って数がまとまれば更なる価格交渉も出来ます。
常連になれば店側から情報を提供してくれます。
安くても品質が良くないフードだと寿命を縮めるかも知れません。
しかし外の子との別れはいつも突然です。
ひもじくても少しでも長生きして欲しいか、いつ逝っちゃうか
分からないならいつもお腹いっぱいにしてあげたいか・・
悩みは尽きませんね。
  1. 2008/05/10(土) 00:36:42 |
  2. URL |
  3. まいづる #B2AaVS/o
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飼い猫の不妊手術はほとんどの動物病院が取り扱いますが、野良猫となるとそうもいかないようです。

「ならしてから連れてくるように」とか
「あとで抜糸に連れてくるように」とか
「あらかじめワクチン接種をするように」とか
言うのは野良猫の取り扱いをやりたくない病院です。
役所はその情報をもっていませんから、選択は現場の人に任せるべきです。

野良猫の助成金を利用する猫に、耳へのマークを義務づけるのは良いアイディアだと思います。耳カットやイレズミだと消えないし、飼い猫への流用が防げるやり方です。
  1. 2008/05/07(水) 17:45:12 |
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  3. ちゃま坊 #vp8meGQs
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飼い猫だって不妊は必要なのですから、助成金が必要なら要求すればいいのですよね。
不妊は飼い主の義務ですが、お金がなくて不妊できないより、いいかもしれません。

かつて川崎市は助成金は「飼い犬・飼い猫」に限られていました。
ノラはいないという前提だったようです。
今では、「猫のみ」の助成金になりました。

新しくできた病院では、「刺青・耳カット」条件で低料金です。
飼い猫なら、「刺青・耳カット」を飼い主が嫌がるだろうという考え方のようです。
  1. 2008/05/06(火) 09:00:37 |
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  3. ワタシ #-
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世田谷区のやり方だと助成金の多くは飼い猫の不妊手術に利用されると予想されます。
飼い猫か野良猫かの区別は誰にもわかりませんから、申告を信じるだけです。
飼い猫は本来、助成金がなくてもほとんどの人が手術をするはずです。

このやり方だと、野良猫の苦情はあまり減りません。愛護センターで処分される数を減らす効果も少ないです。

  1. 2008/05/05(月) 21:07:10 |
  2. URL |
  3. ちゃま坊 #vp8meGQs
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世田谷だけではない

>マイクロチップ以外の識別方法を認めていない
失笑。
誰のための、何のための制度でしょう??

獣医師会と行政の癒着はどこも一緒。
そこを突くと中傷されたりハズされたりする。
美味しい思いをしたのは誰なのかな?
  1. 2008/05/05(月) 10:01:36 |
  2. URL |
  3. ぴよぴよ #mQop/nM.
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耳カットも賛否両論ありますが、個人的には私はピアス派です。
すぐ取れたり炎症を起こしたりと色々話はありますが、
現在ウチで保護している中猫は耳の付け根に赤いピアスを
しています。手術から二ヶ月ほどたちますが、取れも痒がりも
せず、本人も全く気にしていません。
避妊を機に保護し、リハビリが駄目だったらリリースしようと
取らずに居ましたが、炎症もなく、今後は全てこの位置にしようと
思いました。確かに耳の上の方とかに着けると邪魔そうだし、
すぐ取れる子も居ましたが、アピールに関しては素人にも一番目に
付き易いかと思っています。また、広範囲を分割で捕獲する場合、
各部署で色違いにすると、行動範囲もある程度つかめたりします。
助成金用紙は、うちのボランティア団体の平日昼間動ける方が、
保健所にまとめて用紙を何十枚単位で申請し、それを会員に割り振り、
各TNR活動に使用しています。東京23区の助成金使用の避妊頭数は
他区では大体何百頭単位ですが、足立区はまだ始まったばかりで
初年度の結果は出ていませんが、予定頭数は1500頭だそうです。
また、会社勤めで夜しか動けない者は捕獲・運搬・リリース・里親お届けの
サポート、平日昼間動ける者は用紙の申請・行政との話し合い・各所での
里親会・バザー開催、絵が描ける者は保健所のパンフレット作成、などなど、
各人が出来る事を無理なく協力して地域猫活動に参加しています。とはいえ
問題は尽きることなく、これはきっと全国どこでも同じだと思います。
みんなが全員納得する方法は存在しないと思いますが、区民が納めている
税金を投入する以上やはり一部でなく各配分は少ないにしても区民の誰もが
均等に受けられるべきと考えます。
  1. 2008/05/04(日) 23:08:41 |
  2. URL |
  3. まいづる #B2AaVS/o
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これまでも世田谷区では、野良猫を保護し不妊・去勢手術を受けさせようとする個人が、助成金を受けようとすると、手続きがとても面倒でした。

そもそも、助成金申請用紙は、世田谷の獣医師会に所属している医師のところでないと入手できませんでした。それを前もって申請(郵送で!)し、申請が認められたあと(2週間後くらい)でないと手術できず、それを見込んで手術予約を入れなくてはならず、いつ捕獲できるかわからない野良猫にはほとんど役立たないのです。

しかも、獣医師会所属の医師たちは、不妊・去勢手術に非常に高額な料金を設定していますので(不妊手術で3万近い料金設定も)、そこから助成金を差し引いてもらっても、助成の意味が無いのです。

民意も聞かず勝手にマスコットを押し付ける奈良市に似て、世田谷区のやることも押し付けですよね。その裏に、小役人と獣医師会との癒着がありはしないか、と勘ぐりたくなります。
  1. 2008/05/04(日) 17:07:34 |
  2. URL |
  3. 猫の湯たんぽ #1E11v2tI
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何だかんだ言いながら、「助成金を使いたいなら獣医師会世田谷支部に所属している病院で不妊をしなさい」と言っていることと同じですよね?。
これって、独占禁止法違反では?。

マイクロチップと耳カットの対比(?)優劣(?)は、視点をそらすこじつけのように感じます。

どなたか法律に詳しい方にアドバイスを受けて、この点から攻めてはいかがでしょう?。
新聞記者に詳しい人はいなかったのかな・・。

阪神淡路大震災の混乱時には、色んなボラが入ったにもかかわらず、猫の不妊済みは「耳カット」で統一されたようです。

「あそこに猫が多数いる」との情報でボラがかけつけると全員が耳カットで一目瞭然。
二度捕獲せず済んだと聞いています。

まいずる様
足立方式、いいですね。
川崎市にも参考にするよう提言します。
(こちらは市単位なので難しい問題もあるでしょうが、現行では手間が多くて3000円の補助を受けるのに、2日仕事を休まなければならない状態・・何とかしてよ~)。
有難うございました!。
  1. 2008/05/03(土) 19:31:01 |
  2. URL |
  3. ワタシ #-
  4. [ 編集]

記事の一部を引用すると

>天野芳二支部長は「耳カットは法的には虐待ではないかもしれないが、一般の人がどう感じるか」と疑問を提示。「チップは国際的にもペットや野生動物の個体識別で使われている。われわれはボランティアだけを相手に仕事をしているのではない」と話す。

耳カットが嫌だという人は確かにいます。
でも区民がどのやり方を選択するかは、区民に任せるのが民意でしょう。一業界団体が勝手に決めることではないと思います。役所は公平に選択の自由を与えるべきです。
  1. 2008/05/03(土) 16:51:32 |
  2. URL |
  3. ちゃま坊 #vp8meGQs
  4. [ 編集]

税金を業者に丸投げ?

思わず耳を疑いたくなるブログ記事でした。
業者とは獣医師会世田谷支部のことと思われますが、医師会といえども業者団体に変わりはありません。特定の業者団体に税金を丸投げしたら、その業者に都合の良いように制度が作られ、税金が不透明に使われるのは目に見えています。

それに引き替え、東京新聞の記事は素晴らしいものです。その記事によれば、
天野芳二支部長は「耳カットは法的には虐待ではないかもしれないが、一般の人がどう感じるか」と疑問を提示。「チップは国際的にもペットや野生動物の個体識別で使われている。われわれはボランティアだけを相手に仕事をしているのではない」と
話したそうです。

とんでもない言いがかりです。その理由は、
1 支部長は、なぜ野良猫に手術済みの目印が必要なのか、全く理解していません。それは、第1に猫が不必要な手術を受けることを回避するためであり、第2に地域住民が見て手術済みか否かを容易に判断できるようにするためであり、第3にボランティアが手術済みの猫を不必要に保護・捕獲しないためです。つまり、現場に関わる猫・住民・ボランティアすべてにとって目で見て分かる印が必要なのです。
ところがマイクロチップでは、手術済みかどうか、見た目には全く判別不可能です。そのため、猫は常に不必要な保護・捕獲の驚異にさらされ、地域住民は身近の猫から子猫が産まれる心配から逃れられず、ボランティアは保護・捕獲作業に支障をきたすことになります。

2 マイクロチップは、ハイテクで様々な情報を入れることができますから、飼い猫つまりペットとペット業者に対しては、捨て猫防止という観点で有用です。
 また、学術・研究上、野生動物に使うことも有用でしょう。
 しかし、野良猫に対しては、全く何の役にもたちません。野良猫にはただひとつ、手術済みかいなかの判別が、肉眼で見て分かれば用は足りるのです、逆にマイクロチップは、役に立たない異物を体内に埋め込むわけですから、百害あって一利なし、こういうのを虐待というのです。

3 このように、マイクロチップは、猫にとっても、住民、ボランティアにとっても、全く意味がないどころか、かえって不都合きわまりないものです。従って、その導入をなぜ強行したのか、税金を巡る不透明な動機を疑わざるを得ません。

ちなみに、杉並区でもマイクロチップを導入していますが、同区はピアスとの併用です。ただし、ピアスは猫への負担が大きいので、耳カットと比べると危険です。
ピアスは、ナイロン糸で固定したのでは直ぐに外れて意味がありませんので、針金を使いますが、針金が耳を常時刺激するため、耳に炎症を起こす猫がいます。
やはり、針金にせよ、マイクロチップにせよ、異物を猫に埋め込むのは適当ではなく、耳カットが猫にとっても一番優しい方法なのです。

もはや様子見をしている段階ではありません。手術済みなのに、見た目には何の目印もない猫が区内に蔓延する前に、行政は、早急に制度の見直しをするべきです。
手術済みの猫とそうでない猫が混在するのは、想像するだに恐ろしい光景であり、結果として、飼い主のいない猫の増加をすらもたらすことさえ考えられます。



  1. 2008/05/03(土) 12:41:24 |
  2. URL |
  3. nekoQ #NHFeJSGU
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助成金について

助成金にもいろいろな形態があると思いますが、
わが足立区では保健所にて用紙に記入して
用紙を避妊手術の際に病院に持ち込むと会計時に
助成金分が差し引かれた金額を支払います。
獣医さんが毎月の締め日に区に用紙分の申請をすると
後ほど区より助成金が振り込まれる仕組みになっています。
将来的には病院の窓口で用紙を記入できるくらい
手軽なものになればいいなと思いますが、団体業者
関係なく区民の誰もが助成金を使用できることによって
いつかは全域に野良猫不妊の輪が広がる事を期待します。
他区では一部のボランティアや業者に委託して援助している
所もあるようですが、今回の記事の様に認識方法などの
やり方以外は認めないとか、委託している団体の目の届く
ところしかしないというのは地域格差が生じて一部では
地域猫が完成しても目の届かないところは増え続けると
いった事が生じるのではと思います。
  1. 2008/05/03(土) 10:48:13 |
  2. URL |
  3. まいづる #B2AaVS/o
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