地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

ある野良猫の死

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外猫のお世話をしているOさんは、段ボールに入れた猫を動物病院に運び込んだ。猫はすでに死亡していた。死後硬直が始まっている。医師は体を調べる。目立った外傷はない。交通事故や転落の可能性は低い。耳の番号から2003年に去勢手術された猫だとわかった。
Oさんの話では3日前は元気だった。短期間で死亡する原因を医師はいろいろと考えた。外傷はない。伝染病の気配もない。薬物や毒物の可能性を考えた。
猫に意地悪をする人間はいるとOさんは言った。
医師は猫の体をさらに調べていて、膀胱に尿が大量に溜まっていることに気がついた。膀胱を圧迫してみる。死亡すると尿は自然に出てくるものだ。しかし尿は出ない。
不審に思って、カテーテルを尿道に入れてみる。途中までしか入っていかない。
水圧をかけてみる。何度か繰り返して、カテーテルは少しずつ奥へ進む。
膀胱まで推し進めたカテーテルを吸ってみると、血尿がわかった。
尿閉である。
砂状の結石で尿が詰まって腎不全を起こした結果亡くなったとわかった。
尿が出なければ3日で腎不全を起こし、尿毒症で死亡する。
野良猫でこの病気が発見されることは少ない。しかし現実にはある。
飼い猫であれば早期に発見されたかもしれない。
気の毒であった。

テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

  1. 2008/01/30(水) 22:11:13|
  2. 野良猫
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  4. | コメント:2

コメント

神社猫、うーちゃんもそうでした。
現れた頃は、ウーウー言いながら皆の皿を経巡るキカンボウでしたが、去勢後はすっかり大人しくなって、「気は優しくて力持ち」・・きれいな猫でした。

やけに水を飲むようになって、「腎臓が悪いんだな」とは思っていましたが、いつも餌場に一番乗りのうーちゃんが遅れてくるようになり、来ても食べない・・。
自宅保護して抗生剤を与え、様子を見ましたが改善されないので、初めて獣医師の診察を仰ぎました。
血液検査の結果は、「尿毒症」。

献体に供した父の火葬・納骨・一周忌を控えて、どうしても帰省せざるを得なかったので、安らかに眠らせる方法を選びました。

最期は「苦しませる」ことはなかったと、思っています。
  1. 2008/02/09(土) 21:06:19 |
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  3. ワタシ #-
  4. [ 編集]

家猫なら当たり前に気が付く事も・・・外猫ではわかりづらい。というか大丈夫だろうなんて思っているところがある。・・・実際、この記事を見て反省する。
  1. 2008/01/31(木) 08:19:26 |
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  3. えのきづ #-
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