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地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

町内会による野良猫駆除問題の考察

野良猫:駆除、住民苦悩 町内に100匹超、ふん尿など被害ひどく--三重・亀山(毎日新聞2011年10月14日 中部朝刊)

三重県亀山市みどり町の野良猫駆除問題が新聞記事に取り上げられたので考察する。
町内会で野良猫を捕獲して行政に引き渡す計画というのは今回が初めてではない。平成19年に鳥取市で同じような事例があった。経緯と顛末も似ている。インターネット上で議論となり計画は中止になっている。
過去の事例を知らないと、今後もまた同じことが繰り返されるかもしれない。その計画はうまくいかないことを、行政担当者や町内会長は学習すべきである。

今回の計画がもし強行された場合どうなるだろうか?
まずテレビ局の取材が押し寄せてくるだろう。賛否両論あるだろうが市や町のイメージダウンの可能性も高い。
飼い猫が殺処分されると、役人や町内会役員が訴訟に巻き込まれる可能性もある。
町内には猫を擁護する人も多くいるはず。地域の人間関係が崩壊するかもしれない。
殺すという方法を選択している場合、不妊手術の普及率はあがらない。
町内会が猫を捕獲して行政が引き取り処分というのが前例となると、他の町内会も同じことをやる。
すると市の猫引き取り殺処分数は当然増加する。これは処分数を減らそうという国の目標に反する結果になる。
総合的に考えるとあまり賢明な計画ではない。野良猫問題解決の効果も一過性で限定的といえる。
今回の落としどころは、動物愛護団体に引取りを求めたことで一件落着にしたいのだが、この手は何度も使えない。繁殖を止めなければ動物愛護団体とていずれ破綻する。


猫が増えすぎるとだれでも困るのだ。
猫が絶滅しても困る事態はある。
適正な猫の数をコントロールする対策が正解である。
人気のある動物だから人道的な方法でなければならない。
それがTNRだ。

駆除とは殺処分と同じ意味で、ネズミ以外の動物には行政の判断が必要になっている。だれでも勝手にはできないルールになっている。もし歯止めがなくなると治安が悪化したり、食物連鎖や生態系に悪影響を与える。

ここはひとつ行政の担当者にお願いしたい。
野良猫問題の対策には地域猫やTNRを推奨していただきたい。

テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

  1. 2011/10/15(土) 13:19:34|
  2. 野良猫
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