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地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

公園猫アーチャンの生涯

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アーチャンの訃報を聞いた。
昨年の夏だったそうだ。死因は交通事故。推定年齢16歳。全身茶トラのメス猫。
思い出深い猫がまたひとつ消えた。

アーチャンは平成8年の春、公園に捨てられた。
公園に隣接するお婆さんの家の前だった。数日前に出産した子猫5匹と一緒にダンボール箱に入れられていた。残念ながら子猫は育たず、不妊手術を受け公園で暮らすことになった。母ちゃん猫だから呼び名がアーチャンになった。手術の目印として導入した耳のイレズミ第1号猫になった。左耳に平成8年の「8」が入った。公園に戻ったアーチャンは1週間子猫を探し回って鳴いていた。お婆さんがそう言っていた。

アーチャンは人間が好きで、誰にでもさわらせてくれた。こういう猫はすぐに人気者になって、誰からもエサをもらえることができた。おかげで次第にぶくぶくと太り始めた。いつも公園の通路に横たわっていて、人が来てもどこうとしない。人が仕方なく避けて通った。
最初の頃はお婆さんの家をネグラにしていたが、他の猫とのナワバリ問題で、いつの間にかお寺のほうへ移動した。猫よりも人間が好きという猫だった。

アーチャンの公園での暮らしにはいろんなエピソードがあった。
癇癪もちのホームレスに池に投げ込まれたことがあったそうだ。そのとき猫泳ぎで泳いで岸まで戻ってきたという。
あんまり人に馴れているので、飼い猫にしてやろうという人が何人か現れた。しかし連れて行かれても、毎回戻って来た。室内飼いに抵抗して鳴き叫び暴れたらしい。

寺の隣に図書館があり、その隣がバス駐車場、その隣にペットショップがある。
アーチャンの行動範囲はだいたいその辺で固定された。人間が好きであるから、図書館のテラスで昼寝をしていたり、ペットショップの入り口で寝そべっていたりした。
ほとんど病気知らずの元気な猫だった。

画像は2009年のもの。たぶん14歳くらいの時。店の前で寝ていて、人が来てもどこうとしないアーチャン。子供にも人気があった

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テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

  1. 2011/02/22(火) 08:59:55|
  2. 野良猫
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