地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

地域ねこ対策10年を振り返って

11月27日(土)にあった新宿区地域猫セミナーのことは、やはり記さなければならない。
10年前の今ごろ、ホームページを作る作業に没頭していた。
野良猫研究のためのホームページ。
のらねこ学入門

地域猫の草分け、新宿区地域猫セミナーも10年前、その頃スタートした。
私が参加し始めたのは第4回からになる。
野良猫研究がいつしか地域猫研究に変わっていったのだ。

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10周年の記念すべきセミナーには、
全員が紹介されなかったが、日本の地域猫を引っ張ってきた豪華なメンバーの顔ぶれが会場にたくさんあった。
いままで全国各地に地域猫を伝道してきた人たちがほぼそろっていたと言ってよい。
参加者130名、遠く長崎県や岩手県からの参加者もあった。

今回のテーマは東京都内で地域猫対策に取り組む行政職員の試行錯誤が紹介された。
そして東京都の地域猫事業に最初の一歩をしるしたなつかしい顔もあった。
まるでNHKのプロジェクトXみたい。

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10年続いて、さらに新たな人が参加し続ける地域猫。
日本の誇る文化になったと感じている。


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  1. 2010/11/29(月) 04:46:47|
  2. 野良猫
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捕獲器の修理

201011251.jpg
猫ボラさんから依頼されて、持ち込まれたトラップは踏み板式でメーカーは不明。
扉が閉まったときに遊びがあって、猫が中から押すと隙間が拡がって脱走する。
扉左下(正面から見て)の連結部分が2本腐食して折れている。

201011252.jpg
折れた部分をペンチで取り外す。

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溶接技術がないので、#12針金をM字に曲げ加工して連結。結束バンドで補強。

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修理後、扉を上げてセットしたところ。左から2本の縦連結部分が継ぎ足した針金。
正常に作動するのを確認。
扉が閉まったときの隙間も確認。
修理完了。



捕獲器の修理のほとんどはフック部分の引っ掛けが甘くなるもの。ペンチで曲げたりヤスリで削ったりで対応できるのが多い。
フックがへし折れたのもあった。捕獲器はほとんど手作り品で部品のサイズがバラバラだ。折れた部品は#12?10針金やステンレスピンを曲げ加工してコピー品を作り交換する。
今回の修理は溶接技術があればいいのだが、素人の修理ではこれが限界。


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  1. 2010/11/26(金) 10:59:53|
  2. TNRの研究
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第7回猫ボラ会議のお知らせ

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第7回猫ボラ会議

日時:2010年12月5日(日)午後1:00?5:00

場所:品川区ウェルカムセンター原2F(東京都品川区西大井2?5?21)

テーマ:今年の総集編 

不妊手術助成金制度 
困ったエサやりさん問題 
エサやり禁止問題 
捕獲の研究 
里親探しの苦労を語ろう 
個人TNRから地域猫へ

進行係:ちゃま坊

協力:Nekocube 今回は猫の譲渡会は同時開催しません。猫ボラ会議のみです。



誰も聞いてくれなかったこんな苦労話、もっと聞きたいこの疑問、いろいろあると思います。
この会議は近隣の猫ボラさんの情報交換の場として開催しています。
個人で活動している方の、点と点がつながって情報のネットワークができることを期待しています。

今回は時間増量でタップリやります。

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  1. 2010/11/26(金) 09:01:29|
  2. 猫ボラ講座
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葛飾区地域猫セミナー終わりました

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2010年11月21日 葛飾区市民活動支援センター・葛飾区勤労福祉会館(立石)にて第2回地域ねこの会セミナーがありました。
飼い主のいない猫手術助成金制度が復活した葛飾区での説明会を兼ねてのセミナーでした。

パネルセミナー:庭田氏(葛飾区生活衛生課)岩田氏(NPO法人 葛飾区・江戸川区・地域ねこの会)ちゃま坊(地域猫の作り方)主催:NPO法人 葛飾区・江戸川区・地域ねこの会後援:葛飾区

私がお話ししたのは「街の外猫エサ場事情」と「猫ボラネットワークを作ろう」の2点でした。

コッソリのエサ場とTNRの情報をいかにしてつなげていくか、という視点です。

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  1. 2010/11/23(火) 11:25:58|
  2. 地域猫
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意外と知られていない家出ねこ問題

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「元はと言えば猫を捨てた人間が一番悪い」

野良猫問題の議論に出てくるセリフだ。
捨て猫は確かに犯罪だ。野良猫の元になる。
しかし野良猫の元になるのは捨て猫だけではない。

捨て猫のイメージは子猫である。段ボール箱か紙袋に入れて捨てられる。
大人猫の場合は捨て猫よりも家出や失踪のイメージが強い。
家出猫は自分で歩いて出ていく。
そして帰ってこない。

毎年子猫を欲しがる要注意人物がいた。
以前に世話した子猫どうしたのと聞くと、「家出した」と言う。
家出か捨て猫かわからないが、毎年繰り返すのは要注意人物である。
捨て猫は犯罪だが、家出や失踪は違法とは言えない。
しかし、結果として野良猫を増やすのは同じだ。

家出猫の場合、飼い主の多くは探さない。
そのうち帰ってくるだろうとタカをくくる。
そもそも、どこからかフラリとやって来て居ついた猫だ。求めて買った猫でもない。所有者としても意識が乏しい。
近所の家に住み着いていることがわかっても返還要求しない。

こういった猫の存在感は犬にはない。
猫の視点から見れば、猫が飼い主を選んでいるようにも見える。


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  1. 2010/11/20(土) 15:14:49|
  2. 野良猫
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猫のエサ場はたくさんある2

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「猫は土地につき、犬は人につく」とよく言います。

猫を連れて引っ越すと、元の場所に戻りたがります。人よりもその土地に執着が強い動物です。
縄張り問題で自分の場所が不安定になると、家出する猫はよくあります。
毎日エサをくれる人よりも、縄張りを優先するのです。
だから猫は恩知らずとか薄情とか見られがちです。

古くからの猫好きは、その辺の習性をよく知っています。
だから、猫の所有権にあまり固執しませんでした。フラリとやって来て住みつき、またフラリと出て行く。
そのままよその家に住み着いてしまうのはよくあることです。
猫と人はそういう付き合い方が一般的でした。

猫にしてみると人の引いた境界線はまったく意味のないものです。
好きな場所に行って眠り、どこの家でもエサをもらい、どこの家のネズミも追跡する。

猫には登録制度がないので、だれの猫かということが実に曖昧です。
犬と違ってつないで飼う義務もありません。外出が自由です。

猫のトラブルが起こったときに、よく犬の問題と混同する人が多くいます。

「野良猫だから保健所に通報すれば連れて行かれてしまうよ。」などと言う人がいます。
犬は連れて行かれるけれど、猫は連れて行かれません。
犬を連れて行く根拠になっているのは「登録制度」と「放し飼い禁止条例」です。猫にはこれがありません。

「エサを与えている人を飼い主とみなす」という意見があります。
町の中に猫のエサ場がたくさんあるという現実は、猫の飼い主は不特定多数の人だということになります。
飼い主責任の追及は犬のように簡単にはいきません。

地域には対立する考え方が2つ存在します。
「野良猫は捕まえて処分すべき」と「猫は繁殖も外出も自由だ」
双方に主張があり、議論を重ねても解決への道のりはかなり遠いです。

そうすると、今の段階では、
地域猫の考え方しかないだろう、というのが多くの行政の選択です。


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  1. 2010/11/12(金) 13:45:49|
  2. 野良猫
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猫のエサ場はたくさんある

201011091.jpg


公園に猫のエサを配達する人がいます。
何人かいます。
複数の人が時間をずらしてやってきます。
このエサ場に来るのは野良猫も飼い猫もいます。外見だけでは見分けがつきません。

いっぽう猫の外出自由の家はまだだいぶあります。
室内でエサをもらいますが、外のエサ場にも顔を出します。
複数の猫がこの家で暮らしていますが、ときどき猫の顔ぶれが変わります。
家出をしたり、新入り猫がブラリとやって来たり、繁殖があったりするからです。
猫トイレは室内にありますが、外でしてくる猫も多くいます。
こういう飼育形態は昔からよくあります。
不妊手術をしていないと野良猫の発生源になります。
個人宅の中なので外からは様子がわかりません。

庭に来る猫にエサをあげている家もかなりあります。
ここも外からは見えない猫のエサ場です。

1匹の猫が複数のエサ場を巡回することはよくあります。
1ヶ所のエサ場に依存している猫もいます。

野良猫問題が発生したとき、一番目立つのが公園のエサ場です。
役所に苦情が行きます。
「エサやり禁止」看板が立ちます。

エサの配達をやめる人もいますが、ほとんどはやめません。
深夜か早朝に隠れて配達するようになります。
なぜそこまでしてエサやりを続けるかというと、他のエサ場の存在を知らないからです。
自分がやめたら猫が飢え死にすると信じているからです。

エサやりの点と点がつながって、猫情報のネットワークができれば状況は変わってくるかもしれません。
地域のエサ場情報がわからないとTNRもうまく進みません。

この町の中に何ヶ所猫のエサ場があるか誰も知りません。
何軒の家が猫を飼っているかもわかりません。
行政がときどき猫の棲息数を調査することがありますが、個人の敷地内にまで立ち入っては調べません。
正確な猫の数はわからないのが現実です。

町の中にはいろんな考えの人が暮らしています。
「猫は自由な動物だ。繁殖も外出も自由だ。」という人もいます。
「迷惑な猫は捕まえて保健所で殺処分すべき。」という無理な主張もあります。

どんな猫がいて、どんな暮らしをしているか、
どんな考えを持っている人が住んでいるか、
調べないと問題解決につながりません。
情報を集めるのも地域猫の一歩です。



※画像はコラージュで作った架空の街です。


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  1. 2010/11/09(火) 19:22:32|
  2. 野良猫
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第6回猫ボラ会議終わりました

参加者:品川区5、大田区1、北区1、練馬区1、渋谷区1、新宿区1、豊島区1、町田市1、柏市2、木更津市1、鶴見区1、他1


外猫を捕まえて不妊手術して戻す活動をTNRと呼びます。

外猫を保護して里親探しをしたりTNR活動をしている人を猫ボランティアさんと呼びます。

略して猫ボラ。

猫ボラにはエサやりからスタートした方が多いです。

エサをやっていたら→猫が増えた→これ以上増えると困るのでTNRを始めた

しかし猫ボラ会議の参加者に聞いたところ、エサやり以外から始めた方も結構いました。

町内会の役員をやっている家の方。
TNRから始めた方。
エサやりさんから相談されて始めた方。
ネットなどで情報を得て、会をつくるところから始めた方。

いろいろいました。

地域猫の中心的な登場人物は猫ボラと行政と町内会です。
地域猫はこの3者が猫の活動を知るところから始まります。
エサやりとTNRだけではまだ地域猫とは呼べません。

多くのエサやりはコッソリやられているのが現状です。
そうするとTNRもコッソリになりがちです。
地域猫にするには、コッソリやっていたTNRを地域の人に告知しないとだめです。

勇気が要ります。
エサをやるなと圧力が強い場所では、なかなか言い出せません。
エサやりをめぐって、住民とトラブルがあった方もいるでしょう。

エサやりと猫ボラさんが直接町内会に行っても、話しを聞いてくれないケースはありました。
聞いてくれても、言ってることを信用してもらえない。
ところが役人が一緒だと、まず話を聞いてもらえます。

具体的にどう動いたらいいか?

猫ボラがレポートを作る→町内会と役所に提出またはポスティング

猫ボラ→町内会の誰か→役所に依頼→3者での話し合いの場を作る

猫ボラは多忙な方が多いです。
地域猫を始めるには仲間をひとりでも増やすことが大切です。誰かに話をすることが第一歩になります。

TNRを始めるにあたって地域への告知をすれば、外出自由の飼い猫を巻き込むことを防げます。
未知のエサやりさんに協力を求めるのも必要です。近隣で大量のエサを出されると、捕獲はうまくいきません。
この場合の告知はポスティングなどです。


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  1. 2010/11/08(月) 21:18:16|
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