地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

捨て猫について考える1 昔の捨て猫事情

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夏目漱石の「吾輩は猫である」の冒頭は捨て猫の描写で始まっている。
子猫だったワガハイは、書生によって兄弟から引き離され笹原の中へ棄てられる。

>ようやくの思いで笹原を這い出すと向うに大きな池がある。
>吾輩は池の前に坐つてどうしたらよからうと考へて見た。

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>ニヤー、ニヤーと試みにやつて見たが誰も來ない。
>腹が非常に減つて來た。

>竹垣の崩(くず)れた穴から、とある邸内にもぐり込んだ。
>そのうちに暗くなる、腹は減る、寒さは寒し、雨が降って来るといふ始末で・・・

猫の不妊手術などない明治時代の話だから、過剰な猫の繁殖に対して捨て猫は当たり前だったと想像する。
捨て子猫の場面は現代とそう変わらない。
多くは病死するかカラスのエサになるかだ。運が良ければ誰かにエサをもらえるが、確率は低い。

>書生というのは時々我々を捕(つかま)えて煮(に)て食うという話である。

100年たったニッポンは先進国と言われている。
もうそういうことは止めようじゃないか。ほとんどの良識的な日本人はそう思う。
だから、猫の遺棄と虐待は犯罪とする法律ができた。

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テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

  1. 2010/06/12(土) 13:08:37|
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