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地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

フロントラインとフロントラインプラス

この季節、捕獲された野良猫のケージの底にはノミのフンと卵がたくさん落ちている。
ということは、ノミの卵は地面にもかなりばらまかれているはずと考える。
孵化したノミは地面で動物が通るのをじっと待っている。
犬や猫が通れば飛びついて寄生する。

フロントラインを使っている場合、ノミはたかるが長くは生存できない。

フロントラインのノミに対する効果はかなり高いが、常に100%というわけではない。
現実に生き延びているノミを目撃することもある。
まちがった使用法でじゅうぶんな効果がでない場合もあるが、薬の成分に耐性をもったノミの可能性もある。
生物は種の生き残りのために、多様な遺伝子を残そうとする。
あるノミ駆除薬で生き残った子孫にはその薬が効きにくくなる。
当然フロントラインに負けないノミも出てくる。

フロントラインプラスはその問題に対応するために出てきた。
生き残ったノミが出ても、その遺伝子は繁殖させない。ノミ成虫の寿命を考えると、繁殖さえ止めれば数週間でノミはいなくなる。
完全室内飼いの猫では再寄生が少ないので最も高い効果が期待できる。

野良猫の場合どの薬剤を選択すべきか迷うだろう。
フロントラインプラスはベストだが、価格の問題がある。再寄生がひんぱんに起こる環境では、すべての猫にやらないとプラスされた効果は薄い。
現実には警戒心の強い猫ではスポット製剤じたいが使えないことが多い。
そこでエサに混ぜて食べさせるプログラムAが選択される。しかしこの薬は効果が長く続かない。

実際の野良猫現場では、なれている猫にはフロントラインなれていない猫にはプログラムAを使っている。エサ場に集まる猫すべてに、同時に、何かしらのノミ対策をすることで、そのシーズンのノミ被害は最小にできる。

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テーマ:野良猫と地域猫 - ジャンル:ペット

  1. 2009/07/10(金) 16:41:14|
  2. 医療
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