地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

妊娠猫のTNR

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桜が咲く時期と猫の出産は毎年重なる。
毎年3月はメス猫の多くが妊娠している。妊娠猫のTNRにはいろいろな意見がある。
妊娠猫の不妊手術は堕胎ということになる。堕胎には抵抗感を持っている人がたまにいる。宗教とかの問題が関わることもある。人間のケースを持ち出す人もいる。

いったいどこで線を引いたらいいのか?
TNRを始めたばかりの人は大いに迷う。
野良猫の場合、妊娠かどうかを判定する明確な基準がない。外から見て、お腹が大きそうだからそろそろうまれるのでないか、といった、かなりアバウトな判定である。単なる肥満が妊娠と間違われることもある。胎児の数が少ないと妊娠が出産までわからないケースもある。
妊娠猫の不妊手術はやらない主義だと言う意見もある。しかしどこで見分けるのかはむずかしい。受胎から1ヶ月くらいの間は見ただけでは誰もわからないのだ。捕獲した猫をすべてレントゲン検査やエコー検査をするというのは現実にはやられていない。検査しても1ヶ月以内の妊娠はわからないことが多い。検査をして妊娠がわかった場合、リリースして次に捕獲できる保証はない。

長く猫ボランティアをやっている人たちは、経験的に線を引く場所が決まっている。
それは出産である。出産まではTNRの努力を続ける。
産道を通り母体から出て、空気を吸って産声を上げた所に一線を引く。生まれ出でた命は何とか育つように応援し努力する。子猫がうまく育てば良い里親が見つかるように努力する。母猫の次の妊娠は
絶対に阻止する。
現実にやられているTNR活動のほとんどはこれである。

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  1. 2008/03/30(日) 22:05:14|
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尾崎sho3個展

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東京・原宿で尾崎sho3個展。最終日にふらりと出かける。

スズメと猫の人である。
尾崎さんとの接点は似顔絵だった。某週刊誌の似顔絵投稿欄の常連仲間。グループ展を何度か一緒にやって、野良猫にも深く関わっている事がわかった。趣味と本職が似ている人。

絵が描けずにいるときは、人の絵を見て刺激を受けるのが良いのではないか、と考えてみる。
今回の個展は猫の絵が多い。
sho3のおえかきちょう

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  1. 2008/03/23(日) 22:29:38|
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地域猫の耳カット考

海外の野良猫サイトでearーtippingという言葉を見つけてから7年くらいたつ。何と訳していいか迷っていたが、日本では耳カットと呼ばれるようになった。世界各国でだいぶ普及してきている様子だ。マイクロチップの普及が進んでいるアメリカでも、野良猫の識別には耳カットが行われている。
日本でも最近耳カットをする猫が増えてきている。
耳カットのやり方はいろいろあるけれど、どのようにされているか、一つの例としてイラストで説明してみる。

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全身麻酔の状態で、耳の先端を腸鉗子などではさみ、出血に備える。

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先端部分をハサミ、メス、電気メスなどで扇形に切り取る。

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ケンカなどで自然にできる傷はほとんど鋭角であるから、それと区別するため90度以上の角度で切り取る。

止血は爪切り用止血剤クイックストップや塩化第二鉄溶液、ディスポーザブル焼灼器などがよく使われている。熱による止血を少なくした方が、カットの形はハッキリしたものになる。

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  1. 2008/03/21(金) 13:59:59|
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命のリサイクル

「処分数を減らそう!」

正確に言うと、「全国の自治体で日々処分されている猫の数を減らそう」、である。これについて反対意見はあるだろうか?
ないと見なして話を進める。

処分数を減らす大きな柱は2本ある。

1.猫の供給を減らす。

具体的に言うと野良猫の不妊手術である。
処分される動物の8割が猫である。猫のうち8割が子猫である。子猫の供給源はどこかというと、野良猫の繁殖が一番大きな割合を占める。処分数を減らすには、この部分にブレーキをかけることが効果的だ。

2.猫の需要を増やす。

具体的に言うと里親会・譲渡会などである。猫を飼いたいという潜在的な需要はある。しかしチャンスがないとなかなか需要につながらない。出会いの場がもっと増えれば、助かる命ももっと増えるだろう。

品川区のエコフェスティバルに地域猫ブースが毎回参加している。野良猫問題は環境問題のひとつとして扱われている。ゴミを減らす運動、ゴミをリサイクルする運動、C02の削減、省エネルギー・・・そんな中に混ざって、野良猫を減らす運動、命をリサイクルする運動を啓蒙している。
官と民、相互の協力態勢が出来上がれば、きっと「処分数は減らせる」



★日にちが迫っていますが、3月20日【祝】千葉県長柄で犬猫里親会があります。詳しくは「ふなばし地域ねこ活動ブログ」



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  1. 2008/03/18(火) 14:37:27|
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猫の譲渡会いろいろな試み

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3月16日、東京都港区六本木で猫の譲渡会があった。六本木ふれあいまつりのイベントブースのひとつとして参加した。人と猫の共生を図る対策会議は港区を中心に活動している猫のボランティアグループだ。
子猫の少ない時期だから、参加した猫はほとんど成猫。5匹の猫に良い縁が見つかった。
テントは狭いので、会場の外に待機している2トントラック内に猫を展示した。

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  1. 2008/03/17(月) 10:46:33|
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All About ネコガイド

All Aboutというとても信頼度の高いサイトがある。各カテゴリごとに専門家が存在し、記事の執筆やウェブサイトの紹介をおこなっている。
そこでネコガイドをやっている岩田さんが地域猫についてわかりやすく記事にしている。

猫が増えることで起こる迷惑とは?2008年02月20日

飼い主のいない猫への餌の与え方を考える2008年03月10日

飼い主のいない猫の迷惑を減らすために2008年03月12日


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  1. 2008/03/14(金) 12:18:02|
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野良猫にマイクロチップ 問題は山積み

野良猫のTNRを始めると猫の個体識別が必要となる。手術が済んだ猫とそうでない猫を見分けなければならない。
耳に何かしらのマークを付けることが世界共通のやり方だ。
耳を見れば誰でもわかる。捕獲する前に識別できる。

マイクロチップは個体識別の方法の一つであるが、誰にでもわかるというものではない。専用のリーダー(読みとり機)を猫に近づけないとわからない。またマイクロチップにはいくつかの規格があって、すべての規格をひとつのリーダーで読みとることはできない。
読みとったデーターには個人情報が含まれるということで、限られた人しか内容を知ることができない。
つまり猫の捕獲現場では判別ができないということになる。

捕獲された猫が動物病院に持ち込まれ、マイクロチップの有無を調べる。ここで静岡で起こった話がひとつある。マイクロチップの読みとりミスが起こって、開腹手術されてしまっている。おそらくリーダーの感度に問題があるのだろう。狂暴であまり近づけない猫の場合、読みとりには相当苦労するはずだ。
もし動物管理センターで読みとりミスがあった場合は命にかかわることだ。

マイクロチップが役に立つ場面というのは、海外渡航する場合と迷い猫が動物管理センターに保護された場合だ。猫の所有者が明確にわかるという点ではたいへんに優れている。つまり所有者がハッキリしている犬や飼い猫には向いている。

猫というのは生涯何度も飼い主を変えるのがいる。フラリとやってきて居心地が良いと住みつき、他にもっと良い場所があれば家出をして、よその猫になっている。そういう飼育形態は今も多いのが現実だ。この場合、猫の所有権は非常にあいまいになる。ここが猫の登録制の一番の問題となる。

野良猫の不妊手術に助成金を出す自治体がある。
これに指定された動物病院でマイクロチップ取り付けを条件につけるところがある。個体識別の選択肢がたくさんある中で、一部の団体のやり方だけに限定してしまうのは弊害が大きい。他の方法の良いところも取り入れるべきである。マイクロチップ以外は認めないとか、指定した病院以外は助成金を使えないとかするのは、公正な税の使い方とはいえない。

住民は野良猫が増えないことを望んでいるのである。そのために地域猫という市民活動が起こってきた。それに対する助成金のはずだ。あまり条件を多く付けると、せっかく育ってきた地域猫にブレーキがかかってしまう。
猫ボランテイアの現場の声はこうである。

行政の業者指定はやめてほしい。
マイクロチップ以外の方法も認めて欲しい。


飼い主のいない猫・手術助成金の不思議(アニマルウエルフェア連絡会HPより)

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  1. 2008/03/13(木) 11:10:31|
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東京都豊島区地域猫フォーラム

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平成20年3月8日(土)池袋の上池袋コミュニティセンターで豊島区『「飼い主のいない猫」問題の解決のための「地域猫フォーラム」』が開催された。70名くらいの方が参加されて、活発な意見交換もなされた模様。
内容  1.講演  加藤由子氏
     2.実践報告  細野悦子氏(中央区動物との共生推進員)
     3.意見交換会
主催  豊島区・人と動物の共生推進会議 

当日私は都合がつかず参加できなかったので、猫の集会場メイママさんの写真とレポートをお借りしました。


兵庫県動物愛護管理推進計画(案)に係るパブリック・コメントの実施について

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  1. 2008/03/11(火) 09:52:09|
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