
里親会は熱気に包まれていた。
会場には各地の猫ボラさんが持ち込んだ約30匹の猫が出会いを待っていた。人の8割は猫ボランテイァさんである。猫を飼いたいと来るお客は少ない。自分のもって来た猫に声がかかるのをじっと待つ。お客はなかなか来ない。宣伝が足らないと実感する。
猫ボラさんは「いつでも里親募集中!」掲示板の投稿常連者が多い。初対面でも互いに名前は知っていて、同じ志を持っている人ばかりだ。しかしライバルでもある。人より目立つように裏技を使う人もいる。需要が少なく供給が過剰だからそういうことが起こる。
そんな中、1匹の子猫が決まったとき、会場のどこからともなく拍手が起こったそうだ。会場全体に拍手が広がる。「誰の猫でも決まればうれしい」そういう気持ちの拍手だ。
たくさんの人たちが「猫を助けたい」という思いで集まり、ここで連帯感が生まれてくる。それはやがてパワーとなる。
無償の奉仕活動。どうしたらもっと多くの人に知ってもらえるか。
宣伝が今一番の課題である。
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