
子供の頃は犬を飼っていたのだけれど、猫はそこいらにいつもいた。
自宅の斜め前の家が猫屋敷だったからだ。
昭和30年代後半。
道路は舗装されていたけれど、ドブはフタがされていなかった。
木の電柱。
こんな形のゴミ箱があった。
コンクリート製でトタン屋根のフタがあって、その上にいつも猫がいた。
猫はドブに出てくるネズミをいつも見張っていた。
不妊手術など誰もやらなかった時代。
不妊手術などできる医者もあまりいなかった時代。
ご飯にかつぶしの猫まんまの時代。
猫はみんな短命だった。
猫の苦情は誰も言わなかったような気がする。
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