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地域猫の作り方

野良猫と地域猫の研究

猫ボラさんとは

外猫への「エサやり」は大きくふたつに分けることができる。

「ただのエサやり」と「手術をするエサやり」だ。

「手術をするエサやり」を「猫ボランティア」、 略して「猫ボラ」と呼んでいる。

どこかの権威が定義を決めた言葉ではないが、私の周囲では自然発生的にそういう意味で使われている。

猫ボラにとって、「ただのエサやり」は迷惑な存在なのだが、
猫ボラも最初の一歩は「ただのエサやり」から始まることが多い。
猫が増えると苦情が増える。苦情が増えると猫やエサやりがいじめられる。不妊手術で繁殖を止めようと思いつくのは自然のことだ。
捨てられた子猫があれば、保護して里親探しをしてやろうと考える。これも野良猫の数を増やしたくないからだ。

これらの活動は結果的に、犬猫処分数を減らし、地域の野良猫問題の減少につながっている。

近年、野良猫問題の解決のために、行政が地域猫という手法を始めるようになってきた。

行政マンで野良猫のことに詳しい人は一部である。
手術をする獣医師で野良猫のことに詳しい人も一部である。
猫ボラの多くは野良猫のことに詳しい。
地域猫に猫ボラの協力は欠かせない。

保健所に野良猫相談が入った時に、
不妊手術をして猫を増やさないように指導するのだが、
実際にノウハウを持っているのは猫ボラさんだ。猫ボラさんのサポートがどうしても必要になる。
保健所は自ら現場に出向いてTNRをすることができないからだ。

地域猫が広がるにつれて、経験を積んだ猫ボラさんが不足してきたのを最近感じる。
保健所から猫ボラさんの応援を求める声が増えてきたからだ。

猫ボラさんのネットワークを作らなくてはいけない。
情報交換や勉強会をやって、新たな猫ボラさんも増やさなくてないけない。

行政のやる地域猫セミナーは年に1?2回しかない。
参加した猫ボラさんは皆、聞き足りないし、話し足りない。
もっと頻繁に情報交換の場が必要だと感じている。

ということで現在「猫ボラ会議」を企画している。

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  1. 2010/02/23(火) 22:12:57|
  2. 猫ボラ講座
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子猫の離乳

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子猫を拾うとすぐに人は「ミルク」と連想する。生後1カ月を過ぎたら、なるべくすみやかにミルクから卒業してもらう。

1日目:ミルクは飲む。
2日目:口を開けると歯が生えている。固形物の食べ方はまだ学習していない。高カロリーの流動食A/D缶を強制投与。
3日目:自力でA/D缶を皿から食べる。
4日目:仔猫用ドライフードをA/D缶にトッピングしてやる。
5日目:猫缶、ドライフードの食べ方をほぼマスターする。

子猫の学習能力は高い。食物の摂り方は「吸う」「なめる」から「噛む」へ変わっていく。
体重は毎日10?20グラム増えていく。


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  1. 2009/05/31(日) 09:50:19|
  2. 猫ボラ講座
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猫ボラ講座2 猫パルボ腸炎

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譲渡会に参加する猫の健康状態はよく観察しなくてはならない。
最も怖いのが猫パルボ腸炎(猫伝染性腸炎、猫ジステンパー、汎白血球減少症)

食べていないのに何度も吐く、短時間に10回以上吐く。
40℃以上の高い熱が出て、ぐったりしている。

子猫で以上の症状がある時はとりあえず隔離する。
2週間以内に病気の猫と接触した可能性があれば猫パルボ腸炎を疑う。
この病気の感染から発症までの潜伏期間は2週間以内のことが多い。
若い猫ほど感受性が高い。

高い死亡率の原因は主に2つ。
細菌による敗血症と吐き気と下痢による脱水症状。多くは発症から1週間以内に死亡する。
治療によって、免疫を獲得できれば助かることもある。

伝染を予防するには予防注射が最も効果が高い。
3週間以上前に予防注射を受けている猫のリスクはかなり低い。
しかし譲渡会でこのルールを適応すると、生後3か月以下の子猫はほとんど参加できないことになる。予防注射は生後2か月以上でないとできないからだ。

そこで2週間ルールを適応する。
2週間以上他の猫と接触がなくずっと元気な場合は、パルボに感染している確率は低い。
もしも保護する前日にパルボに感染したとすると、ほとんど2週間以内に発症する。

2週間ルールは予防注射後3週間ルールよりもリスクは高いが、実用性はある。

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  1. 2008/07/17(木) 14:04:20|
  2. 猫ボラ講座
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猫ボラ講座1 ノミとシラミの見分け方

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こんにちは、私が講師のエンドウです。
今日は、ノミとシラミを見つける方法について説明します。

2枚の白い紙と黒い紙があります。
まずこの黒い紙の上で、凡太郎くん、
頭をこう掻いてみてください。
はい、何か白いものが落ちましたね。
これはフケです。
頭をよく洗いましょう。

この原理を利用して、凡太郎くんが3日前に拾った子猫をこの上でブラッシングします。

白い紙の上に落ちた黒いもの。
これはノミの糞と土や砂です。
これを集めて、水でぬらしたテッシュペーパーの上にのせます。
ノミのフンは血液が含まれるので、少しすると血がにじんできます。
これがあればノミがいた証拠になります。

黒い紙の上に落ちた白いもの。
虫眼鏡でよくみます。
小さな卵型の粒がたくさんある場合、それはノミの卵です。
シラミが見つかる時もあります。
ネコハジラミ、これはこんな形をしています。
見たことあるかな?

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★【東京】目黒区「飼い主のいない猫との共生」講演会 7月10日(木) 詳しくはイベント情報掲示板

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  1. 2008/07/07(月) 15:36:12|
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猫ボラのための病気ネコ見分け方講座

はじめに

行政の犬猫処分数を減らす効果的な方法は2つある。
1.野良猫の不妊手術
2.犬猫の譲渡活動

さて、猫の譲渡活動はいろいろな方法がある。
「いつでも里親募集中」などのようにインターネットで探す方法はかなり普及してきた。効果はとても大きいのだが、短所もある。不満の声をいくつかあげてみる。

写真のうまい人の猫ばかりが決まっていく。
写真よりも本物はもっとかわいいから、現物を見てもらいたい。
メールだけのやりとりでは不安がある。
お届けとかその後のケアなどを考えると、あまり遠い場所の人には対応しにくい。

ということで、クチコミのネットワークや譲渡会の需要が出てくる。
(譲渡会は里親会と同じ意味だが、役所やマスコミは犬猫の場合に里親会という言葉を使わない。)

各地で新たに譲渡会をやろうという動きは確かに出てきている。
市民グループが譲渡会をやるためのノウハウはどこで学べばいいのだろうか?
すでに今ある譲渡会にボランティアとして参加することから始める。そこで学んで各地で普及させるのがいいだろう。

運営の方法とかのノウハウは誰かがいずれ書くと思う。
今回要望があったので、「病気猫の見分け方講座」を担当することにした。譲渡会が病気の感染ルートにならないための猫ボラ講座である。

6月30日(月)東京青山で猫の里親会 午後5時?8時

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  1. 2008/06/30(月) 13:46:36|
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